アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

待ち時間にこっそりホロスコープとふくらはぎ鑑賞を楽しんだ話

昨日イタリアの滞在許可証の
変更手続きのサポート事務所へ行った。

これまでは直接準備していたけれども
今回は離婚・引っ越し・法改正など
いろいろな要素が絡んでいるので
確認のためにもこのサービスを
利用してみることにした。

ご多分に漏れずイタリアでの
各種待ち時間は長め。
約束の時間を大幅に回ることは
珍しい出来事ではない。

職場の知人が誰かを連れてくれば
平気で横入りさせるのも定番。
目くじらを立てていてはキリがない。

白状すると私もさんざん
横入りさせてもらった。
だから他の人の横入りも
寛容に見過ごす。
世の中は持ちつ持たれつ。

やったこともやらなかったことも
ちゃんと巡り巡って戻ってくる。

さて、待っている間の出来事。

背の高いイケメンの男性が
受付窓口でなにやらもめている。
狭い待合室なので会話はすべて筒抜け。

わちゃわちゃとやりあった後
その日に解決するのはあきらめて
彼は新たな予約を始めた。

生年月日と出生地がはっきり聞こえる。
速攻、彼のホロスコープを確認した。

生まれた時間教えてください、と
聞くわけにはいかないので
適当に推測。

なるほど。

文句の言い方や伝え方が
理路整然とわかりやすい彼の
行動特性がよく出ている。
やや声高に指摘と説明をしているが
怒りに流された状態ではない。

この男性は火の気質の場所に
天体がひとつもなかった。

あやふやな問題を引き寄せやすそうな
気配もぷんぷん臭ってくる星の配置。
そういう課題に直面したときに
あらわになりやすい人間性を
磨きたくて選んだボディなんだろう。

彼の足には素敵なタトゥーがあった。
形の良いふくらはぎが引き立つ。

お兄さんありがとう。
とても有意義な時間でした。
とても素敵なふくらはぎでした。

人間社会を円滑に生きるための
儀式みたいな事務処理は
予め必要書類のリストを
再確認してもらっていたので
問題なく完了。

書類の郵送手続きをやってくれた
郵便局のお姉さんも朗らかで
優しく手際のよい人。
無事予定どおりの時間に職場へ。

今日はまっすぐ針仕事へいってきます。
素敵な1日をお過ごしください。


Foto Yaegashi Luna