アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

キングコングが存在する世界にやってきた

先月までお笑い芸人の

梶原さんと西野さんを知らなかった。

日本に一時帰国しても

テレビをみないし時事ネタも追わないので

彼らの名前も存在も認識していなかった。


イタリアに住むために発った日

成田空港のテレビでは

木村拓哉さんと工藤静香さんの

娘が生まれたニュースを放映していた。


「今世紀最大のビッグカップル」

そうキャスターが言っていたけれど

ローマの空港に到着した時に

木村の「き」も工藤の「く」も聞こえない

別世界に降り立った。


ホテルへ移動する道中

世界に名が広く知られている

ダイアナ妃やマイケル・ジャクソンの

存在すら認識されていない場所が

この地球上にはあるんだなあ

そうぼんやりと考えていた。


有名人になりたいという

願望を抱く人は狭い世界しか見ていない。

俺は偉い!すごい!と踏ん反り返る人も。

私には居場所がないと言う人も。


ごく狭い世界で征服者のように振る舞ったり

ぎゅっと縮こまったり。

人間って本当におもしろい生物だ。


ここ2週間くらいキングコングの西野さんの

YouTube音声配信を聞きながら

家事をする機会が増えた。

好みの声だし頭のキレる人の喋りは

心地よくて聞きやすい。


生き方としては全く別方向だけれど

彼のような人物が日本で腐ってる人達を

救い出してくれるように感じられる。

頼もしくありがたい存在だと思う。


スピリチュアルな世界には

興味がなさそうなことを言ってたけれど

何かを追求してる人はみんな

同じような立ち位置にたどり着く。


スポーツ・エンターテインメント

芸術・文学・哲学・数学・天文学

そして日常生活。

どんなことでも自分らしさを

追求することで悟りの境地に近づく。


キングコングが存在する世界に

やってきた私はアイロンをかけながら

そんなことを考えていた。



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Foto Yaegashi Luna