アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

学校を卒業したら辞書って使いませんよね?

という問いかけに出会ったとき
マジでびっくりした。
え?使わないの?!

それと同様な驚きを
さっき体感して思い出した。

「中庸って言葉聞いたことありますか?
 あまり聞かないですよね。」

という一文を目にしたから。

個人的にはしょっちゅう
使っているし目にする。

辞書に関しては
最近の断捨離でごっそり
処分したので使用頻度は
かなり落ちたけれど
全く使わないなんてあり得ない。

電子辞書も買わないで
Google検索だけで大丈夫かな?
という実験をしている。
今のところ不便さを感じない。

ぺらぺらと紙をめくる
指の感触が好きで楽しかった。
だから少し懐古を感じる。

中庸という言葉は
私の人生のテーマでもあるので
出会ってからずっと身近。

「ことば」はヒトという生物を
観察・理解するために
欠かせないツールのひとつ。

知らない単語を辞書で確認したら
なんらかの体験と結びつけて
感覚的に刷り込ませて覚える。

こんな場合に実際使えるんだなと
想像して自分の語彙に混ぜる。
母国語・外国語の隔てはない。
やり方は似ている。

辞書も中庸も大切。

けれども。

覚えた言葉を実際に使うことや
中庸を破った個人的な偏りは
ひとりひとりの人生を彩る。

辞書と自分だけの世界に留まらず
少し天秤を傾けて動くことは
人生をつくる釘や柱だと思う。

針仕事へ行ってきます。
素敵な1日をお過ごしください。


Foto Yaegashi Luna