アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

身体が思い通りに変化している

白髪がちらほらと
顔を出すようになって
これからどうしようか
いろいろ考えていた。

主流にのって普通に染めるとこに
どうしても違和感があるから。

確かに白髪は老いの象徴。
それに抗う人間がたくさんいるので
髪を染める技術も方法も
数百年の間に格段に進歩した。

でも私は水を汚したくない。
髪を染める薬剤は排水口から
やがて海へ流れ出す。

生きているだけで
生活排水を流すのに
自分を若く見せるために
髪を染めるという行為が
私には心地よくないのだ。

それぞれの年齢期の
魅せ方があるのに
どうして若さばかりに
しがみつかなくちゃいけないの?

数本のときは抜いていた。
髪の量が多いので
抜いちゃいけない…という
定説に耳を傾けなかった。

銀髪メッシュにしようかな?
と調べてみたら
真っ黒な髪の色素を抜くには
結局強烈な薬剤を使う。
だからやめた。

こんな風に白メッシュを
入れたら良さそう
と、具体的なバランスを
脳内で描いていた影響が
今、可視化されている。

後頭部よりも額の両サイドに
メッシュを入れたいなと
イメージしていたら
最近の白髪の生え方が
そのとおりになっている。

本数が少なすぎる過渡期は
なんとなく様にならないけれど
ある程度増えてくると
バランスが良くなってくる。

思考がその人の世界をつくる。
この仕組みが腑に落ちていると
確かに魔法のような
現象を目の当たりにする。

こういう感じがいいな
と思ったとおりに
身体が変化している。
素晴らしい魔法だ。

「白髪が増えて嫌だ」

という固定観念を選択しない。
そう決めた。

小さな革命を選ぶ。
染められるけど染めない。
できるけどやらない。

主流に流されない。
これが私の傾向なのだ。
それが心地よい。

生まれながらの天邪鬼。
これはどうしようもない。

染めずに格好良く整える。

これを実践するお手本になれば
後継者も増えるかもしれない。

美しいシルバーヘアの女性が
最近増えているのは
本当に嬉しい。

髪を染めて整えることで
気分があがる人は
それでいいと思う。

今日12月8日はイタリアでは
Festa dell'Immacolata Concezione
と呼ばれる休日。

人間は原罪とともに
母のお腹に宿るけれども
イエス・キリストの母マリアは
無罪で母アンナに宿った。

そういうお祝い。

クリスマスの飾りをします。
素敵な1日をお過ごしください。


Foto Yaegashi Luna