アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

ぐう・ちょき・ぱあ【じゃんけんの法則】

平穏な日々はありがたい。
とはいえ必ず変化は訪れる。

ふとした瞬間に
「こうなればいいな」と思う。

その様子を具体的に想像してみる。

髪型や体型。
暮らしや仕事のリズム。
周囲の人々との関わり方。
こんな感じになりたいと
思考で細部を描く。

これが「ぐう」
ぎゅっとイメージを固める。

そして思考を切り替える。
これが「ちょき」

現実のことを考える。

さて今日はどんな服を着て
どんな風に髪を整えようか?
今の自分にしっくりくる
物事に集中してやるべきことをやる。

昔は白髪やシワがなかったのに
というような「これまで」と
理想体型ならば着用できる服などの
「これから」のことは考えない。

いったん将来の願いも
過去への執着も
サクッと手放す。

これが「ぱあ」

これを繰り返して生きている。
リズミカルに。
何度も何度も繰り返す。

例えばごはん。

〇〇が食べたい。
材料が冷蔵庫や食料庫にない。
今日は別のものを作って食べよう。
キッチンにある材料を使って
今晩作れるメニューのなかで
いちばん食べたいものはなんだろう?

いったん作りはじめたら
さっき食べたかったメニューへの
固執は手放して
楽しみながら作る。

食材の形から連想ゲームしたり
盛り付けの彩りに添える
色彩バランスを考えたり。

できあがったら味わって食べる。
誰かがいれば会話をしながら。
ひとりならばひとりで悦に浸る。
美味い!料理の天才だ!と
自画自賛しまくる。

その頃には最初に食べたかった
〇〇はすっかり姿を隠している。
けれども翌日スーパーマーケットで
ふと思い出す。
あ!〇〇食べよう!

人生もこんな感じ。

繰り返しなんどもなんども
理想と現実を切り替えて動く。

執着しすぎない。
固執しすぎない。

こだわりは適度に。
ここぞ!というときにだけ
こだわりエンジンを全開にする。

たまには過去も振り替える。
アルバムの写真を眺めるように。
あんなことあったなあ、と
幼い子供を慈しむように。

ぐう・ちょき・ぱあ。

ぐうぐうぐうぐうやってると
凝り固まって動けない。

ちょきちょきちょきちょきやってると
大切なものまで切り捨ててしまう。

ぱあぱあぱあぱあやってると
経験からの学びを活しにくい。

ぐうちょきぱあぱあ
ぐうぱあぱあ
ちょきちょきぱあぱあ
ぐうちょきぱあ

リズミカルに🎶じゃんけんぽん🎶

素敵な1日をお過ごしください。


Foto Yaegashi Luna