アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

24時間以内に感じた嬉しいとこは?

あるカウンセラーが
男性性・女性性の使い方の
個人バランスを見極める質問
という話をしていた 。

「24時間以内に感じた
 嬉しかったことは何ですか?」

この質問の答えが
人間関係・外側 ベースなら男性性
個人的感覚なら女性性
その割合で判断するそうだ。

とても分かりやすい
個人鑑定方法だな、と感心した。

給料が上がった
仕事がはかどった
家が綺麗に片付いた
子供の笑顔が可愛かった

これは全て男性性的な喜び。

自宅や家族のことであっても
個の身体感覚ではないから
外側ベースの喜び。

コーヒーが美味しかった
布団の香りが良かった
窓から入る空気が心地よかった
服の肌触りが好き

こちらは女性性的な喜び。

仕事や対人関係で
女性性が全く使えないわけではない。
個人的な快楽を追求することが
生業につながったり
社会貢献となったりする場合もある。

けれどもそれは結果として
周りに効果が波及したもので

「誰かになにかをしてあげたい」

というスタートエネルギーではない。

存在意義を求めるが故に
「役に立ちたい」と考えるのは
男性性に偏り過ぎた社会の影響。

人間は社会的な動物だから
対人関係の事柄を大切に扱うのは
とても素晴らしい行為。

けれども

「過ぎたるは及ばざるが如し」

何事も過度に偏ると
バランスが崩れて崩壊する。

対人関係や立場
外部との関係を軸にした
考え方・生き方・心地よさは
男性性社会の捉え方。

個人の感覚を基準にした
快・不快、楽しい・つまらない
という反応が女性性的な捉え方。

現代社会は極端に
男性性の基準ばかりが浸透していて
個人の五感や心で快楽を感じる選択は
悪者扱いされがち。
または罪の意識を持ちやすい。

必要なのはバランスと統合。
対立ではない。
二者択一ではなくて
切り替えて使うことが大事。

穏やかな春の心地よい朝です。
素敵な週末をお過ごしください。


Foto Yaegashi Luna