アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

かくれんぼ上手な嫉妬

自分ではわかりにくい

嫉妬というものに

気がついたのはいつだろう?


笑いながら仕事をしている同僚。

いちゃいちゃしてるカップル。

伸びやかな作品を作り続ける人。


彼らを目にしたときに

私の内側の嫌な場所を

何かがチクチクとつつく。


それが嫉妬。


なりたい自分の姿を

見せつけられて

そうでない自分と比較する。


だから痛い。


それをただ観察して

そこに嫉妬があることを

まるごと受け入れる。

すると魔法のように消えていく。


笑いながら楽しく働きたい。

大好きな人といちゃつきたい。

伸びやかな作品を作りたい。


その素の姿から遠ざかっているよ、と

知らせてくれる感情。


人間は得体の知れないものに

恐怖を感じるようにできている。

それは防衛本能。


正体がわかれば怖いものは

単なる枯葉だったり

空耳だったりする。


嫉妬も同じ。

ほんの少しかくれんぼが上手。


そうか私はこうなりたかったんだと

まるっと受け入れた時点で

しゅっと姿を消す。


笑顔で軽やかに仕事をして

愛する人との時間を慈しみ

自分が楽しめる作品をつくる。


道案内をしてくれた

愛おしい感情

嫉妬に伝えることばは

ありがとうとさようなら。



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Foto Yaegashi Luna