アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

「見たいもの」と「見せたいもの」

長男の仕事が決まりそうだ。
現在お試し期間。

ホテルとレストランを
いくつか経営している
知人の協力者として
ウエイター業務をする。

どんな場所か見たいという
友達に送るために
サイトアドレスを探した。
公式ホームページを見て
あれ?と違和感を感じた。

湖の辺りと街中にある
2ヶ所のホテルとレストラン。
どちらも知っているのだが
自分が抱いている
イメージに合う写真がない。

そうか!と気づく。

宿泊や食事の利用前に見る場合
室内・眺望・サービス内容の
イメージ情報が欲しい。

職場環境として見る場合
どんな立地条件にあるか
仲間となる人達は
どのような人々か
そんな情報が欲しい。

アクセス情報は
いずれの場合も欲しい。

立場や目的が変わると
「見たいもの」
「見せたいもの」
が変わる。

公式ホームページで
提示している写真よりも
利用者が撮影・投稿した
ウェブ上の写真の方が
私のイメージにしっくり来た。

当然のことだ。
こんな所でしたよという
利用者の目線と
近くから見た私の記憶は
かなり重なるはず。

このようにイメージのズレや
ドンピシャ感を活用するのが
マーケティングの基本。
人々の気持ちを動かして
欲をかきたてるというもの。

違和感やギャップで
注意をひきつけたり
欲しがるだろうイメージを
提供することで
安心感や満足感を与える。

そんなカラクリを
知っているだけで
騙されることも減るし
自己暗示にも使える。

人間の脳は簡単に騙される。
だからこそ活用できる。
他人が提供する「見せたいもの」で
無自覚洗脳されないように
自分が「見たいもの」を
積極的に暮らしに取り入れる。

それを意識するだけで
かなり自己暗示上手になり
日々の幸福度があがる。

朝晩の冷え込みが
季節を感じさせる時期です。
素敵な週末を。

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Foto Yaegashi Luna