アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

土曜出勤の密やかな楽しみ【カゴの中の鳥たちは扉から飛び立つ?カゴに戻る?】

イタリア人もやるときはやる。 働くときは働く。洋服の納品期日から逆算して 通常のペースでは間に合わないとき 休日臨時出勤の依頼がある。命令ではない。 あくまでも「お願い」の形で 責任者が声をかけてくる。土曜日に臨時稼働するときは 経営者が必ず朝…

身体が思い通りに変化している

白髪がちらほらと 顔を出すようになって これからどうしようか いろいろ考えていた。主流にのって普通に染めるとこに どうしても違和感があるから。確かに白髪は老いの象徴。 それに抗う人間がたくさんいるので 髪を染める技術も方法も 数百年の間に格段に進…

泥沼にはまりました

ホントにハマった。 私ではなく愛車が。週末降った雨が 傾斜のある駐車場の土を 泥土にしてしまった。発車できなくて きゅるきゅるとタイヤが 空回りするばかり。摩擦力を上げるために 玄関の足拭きマットと 分厚いダンボール紙を タイヤに噛ませた。それで…

死とセックスが怖い

あちこちで様々な発信を 拾い読みしていると 人が怖がるものの根底に このふたつの事象への 畏怖感があるな、と感じる。言い換えると「消滅」と「交わり」。肉体的または精神的に 消えてしまうことと 深く他の人間と関わることを 極端に怖がっている。身体の…

詐欺に巻き込まれた長男と離婚後の団結と奇跡

先週長男がフィッシング詐欺に ひっかかかってしまった。 https://note.com/mikiluna/n/n86c7d6ec8a9bその後のあれこれについて 長男と直接話をするために 元ダンナと暮らしている 彼の家に立ち寄った。ドアを開けたら 元お義母さんと親戚の人がいた。 元ダ…

フィッシング詐欺とアドラー心理学

長男が騙されてしまった。 郵便貯金をごっそり 移動させることに詐欺師たちは 成功してしまったのだ。責任者を装って 「口座情報が漏れてしまったので 安全な指定口座に預金を 移動させてください」 とメッセージと電話で連絡。前日にその話を 夕飯のときに…

わかれ道が見えたときに決めたこと

この先この家でこの人と ずっと暮らすことはないと 別れの気配が視えたとき 決めたことがある。避けられないだろう別れを 「悲劇に仕立て上げない」 と静かに決心した。どうやってやるかなんて 全く見当がつかなかった。 お手本になるような人は まわりにい…

数百万円を救う手順と頭のないうさぎと蘇る前世の感覚

今月も針仕事で数十着の ドレスを救出した。 納品最終チェックで 小さな穴や引きつりが見つかると その状態に合わせてケアをする。今回初めて挑んだ救出は 頭のないうさぎの刺繍。 幸いにも余り布があった。 機械刺繍のうさぎの頭を切り取り 自然に見えるよ…

15年に1回だけの「ありがとう」に「ありがとう」

通勤路として選んでいるのは ほんの少し遠まわりの道。 くねくねとした細い道路は 車通りが少なくて絶景。慌ただしい気配を 漂わせる自動車がほぼ皆無。 散歩かランニングをしている 人間と数台の通常運転の車しか 通らない田舎道。この季節はドングリがたく…

ホントはね、ほんとはね、どちらも真実

いろんな分野で 様々な場面で 繰り広げられる 「どちらが正しいか」論争。昨日フェイスブックの 差し込み広告に こんなのがあった。どこからどうやって 物事を見るかによって 見え方が変わる。それをわかりやすく 図解にしたもの。もう何十年も マトモにテレ…

マジメなあなたとワタシのおちゃらけリラックス

日本語で書かれている ブログ記事を読んでいると やっぱり日本人は 根っこが真面目だな と、つくづく感じる。私生活や趣味の世界にも タスクを課して 「頑張る」人が多い。自分のリズムで堂々と 生きる人が少ない国だから 上手く息抜きできなくて 周りのリズ…

突然現れたライバル

どんな集団にも エース級の人材は必ずいる。 リーダーになったり実力者だったり 形は様々だけれども その集団を引っ張る。自他ともにリーダーだと自負があり 実力もある人の目の前に 突然ライバルや新人が出現。 これもよくある構図。さて新参者に対して ど…

3年間やったこと・やらなかったことの証

元ダンナの入院が 長引きそうなので 近頃ちょくちょく 息子達の所へ行く。イタリアに来てから 約20年暮らした家を出て もうすぐ3年が経つ。飾り棚や収納家具 キッチンのあちこちに 埃・水垢・汚れが 溜まっている。なにかを3年間続ければ たいてい誰の目にも…

「いつもの」と言えるありがたさ

ここ数年でこれを 実感した人は多いだろう。いつもの店のいつものメニュー。 いつもの場所のいつもの景色。あたりまえだった日常が ガラリと変わるときに ヒトはやっと「いつもの」ありがたさがわかる。ホントは毎瞬が 絶妙な奇跡の上に 成り立っていること…

わからないという残虐性

4〜5年前に家猫のスカイが 行方不明になった。 アパートの3階暮らしで 普段は外には出ない。どうやらテラスから落ちて 地上階の工事現場のどこかに 身を潜めていた様子。見つけたのは長男で その時私は外出していた。スカイの白い毛が すごく汚れているから …

できる限りのことをやった時の軽い疲労感はご褒美

久しぶりに昨夜 眠気とともに作業をした。 英語でのプレゼン準備の 資料チェックとアドバイス。時差があるので イタリアは夜中。 日本は早朝。間に合うかどうか わからないけれども ぎりぎりまで できる限りのことをやった。ベッドに入った後 めずらしくお隣…

生き方が変わると手相が本当に変わる・時代も変わる【占い全般への違和感と時代変遷】

年齢を重ねると手のひらのシワも 増えるから当然といえば当然。 だけどそれだけでは 説明がつかない線が 本当に増えたり消えたりする。手相鑑定を専門にしていないし ざっくりとしか知らない。 それでもあきらかに この線、昔はなかったよなあ という変化を…

本当にヤバい時は平常運転とはやり方が真逆になる

このことに気づいたのは 元ダンナが糖尿病になったとき。普段はなるべく飲まない方がいい コーラやスプライト 摂取しない方が望ましい 白砂糖などが低血糖症状を 改善させて命を救う。病院での手当てもそうだ。やや重病気味の患者の 手術などはじっくり検討…

【おとなの部屋】イタリアのパートナーシップと避妊方法・おひとりさまの性事情

日本は言わずとしれたセックスレス大国。 結婚して子供ができた後は 性行為をしなくても普通…みたいな状態が 「常識」のような顔をしている。 なんだかおかしくない?続きはnoteで。https://note.com/mikiluna/n/n849810d4bf1b Foto Yaegashi Luna

【おとなの部屋】性と体の物語と実話

え?これを私がやるの?できればこの役を引き受けたくない。 イメージが降りて来たとき正直そう思った。 宇宙の流れとやらはスパルタだ。 容赦なく次々と新しい扉の前に連れてこられる。noteの新しいマガジンを作りました。おとなの部屋 https://note.com/mi…

どうして写真を撮るのが好きなのかわかった朝

早朝の起きがけのまどろみに つながりやすいのは過去世。この身体を使っていない 人生の断片を感知しやすい。いつぞやの私は 写真を撮影していた。 とても古い時代のカメラが 手元にあった。だからか。今スマホだけで こんなにも手軽に 素敵な景色を切り取っ…

他愛もないおしゃべりが幸運を運んで来た話

毎週火曜日の朝に 職場の自動販売機の メンテナンスと商品補充に 担当者がやってくる。非常用出入り口のドアを ノックしてやってくる その人の名前は知らないけれど 扉の近くに座っている 私がいつもドアを開ける。コーヒー類の販売機の点検後 軽食・水・ジ…

皆既月蝕と天王星蝕の天体ショーよりもめずらしい舞台の主人公

ほぼ日本全土で観察できた 2022年11月8日の天体ショー。とてもレアな現象を肉眼でも 簡易望遠鏡でも確認できたおかげで かなりたくさんの人が関心をよせて 夜空に願いを放った様子。職場から帰宅したとき 庭の駐車場で車を止めて ライブ配信を楽しませてもら…

背筋に寒気が走るホロスコープリーディング

職場に70歳の新入りがいる。 彼女の息子と娘の ホロスコープリーディングをした。同僚をざっくり観るとき または簡単なカードリーディングは コーヒー1杯で引き受けている。関西の整体師さんと組んで 始動し始めたPPMP Personal Power Mapping and Pointing …

たくましさを放つ息子達

昨夜は息子達と晩ごはん。 普段は父親と近くに住んでいる。先日我が家から持っていった ボトルワインの補充分を持って 次男がまず階段をあがってきた。彼が時々アルバイトしている ワイン蔵の新ワインを2本。 次男が葡萄の収穫からボトル詰め ラベル貼りまで…

3分間の作品を3年間かけて作る【PUPARIA 玉川真吾 作】

ふと出会ってしまう。 好き・嫌いを超えて 存在感を残すものがある。PUPARIA 玉川真吾 作あ、これは私の人生の縮図だ。そう感じた。 作者はもちろん私を知らない。 どんな日々を送ってきたかなんて 微塵も知らない。続きはnoteで↓https://note.com/mikiluna/…

大好きすぎて絶好の機会を逃した話

やってしまった、と 自分の言動を悔いたことが 過ぎ去った日々には何度もある。 すべて糧になっている。だけどその瞬間の 「あ、やっちまった」感覚は 印象に残っている。会話や人間関係が苦手 という人達は そんな経験を繰り返して 抜け出せないんだろう。…

にっこりの度合い【笑顔の段階変化】

笑顔の違いを段階表現した 描写が出てくるのは 村上春樹氏の小説。 「ダンス・ダンス・ダンス」 だったかな? 記憶が確かならば。笑顔の種類を見分けるのは 得意分野のひとつ。 私自身も笑顔を使い分けている。先月の初旬に同僚のひとりと はじめて休日に出…

怪人二十一面相【noteマガジン機能】

はてなブログではメインとサブ 合計3つのブログを発信できる。 できることなら発信傾向を なるべくブラしたくない。でも人生の転換期に どうしても方向性が変わる。 それをどうするか?!これはそのまま 人生の選択にも通じる。 迷うタイミングは 時折やっ…

表彰状をもらったことのない人生を想像したことがなかった

23歳くらいの話。 スキューバダイビングの 初級ライセンスを取ったとき 指導員のひとりが言った。「こんな風に賞状をもらうことが はじめての人もいるかもしれません」え!?そういう人生を 全く想像したことがなかった。 そんな人もいるのか、と 軽いショッ…